日本映画専門チャンネル放映分(放映日不明)をDVDに焼いていたもので鑑賞。
一つの舞台設定の中で、複数の物語が同時多発的に進行する、そういうシチュエーション・コメディがやはり三谷幸喜の真骨頂なんだろうと思う*1。行く先々が全てトラブルってのは同じでも、なんだか調子が出てないよね。焦点が一点に絞られている(職人とアーティストのせめぎ合い)ってのが、その主な原因だと思う。
個人的にはタイルで通じ合った後、もしくは家具事件の後に、もっと協調の展開が欲しかったなぁ。で、「いい家が出来たね」と観てる側も爽やかな気分にさせて欲しかった。その方が「でも、やっぱりあれだけは」と争点がたった一つに絞れて、ラストシーンがもっと生きると思うんだけどなぁ〜
最後に一つ。田中直樹はまんまココリコミラクルだったな。奥さんコニタンで、姉夫妻は松下由樹、八嶋智人に替えても違和感ないし(笑)