06/19 日本映画専門チャンネル放映分。
半年ほど前にレンタルで、耳の聞こえない目撃者がひたすら犯人に追われる
「殺人鬼から逃げる夜」を観ていただけに、
吉岡里帆がひたすら犯人に追われる映画だと、完璧に思い込んでた。
まさか見えない目撃者の方が犯人を追い詰める映画だったとは。
そういうわけで、ドキドキのサスペンスを観るつもり満々だっただけに、
展開がどうしてもぬるく思えてしまった。
(そのくせ、想定もしてなかったほどにグロいし……)
それに加えて、
映画的都合良い展開(駅員含めて人っ子一人いない地下鉄、いつまでも来ない警察)
映画的不自然な展開(余裕綽々で遅歩きの犯人、得物無しで躊躇無く乗り込む素人二人)
とかも満載で、あちこちで冷めてしまった。
2011年の韓国映画「ブラインド」のリメイクで、
2015年の中国リメイク版も踏まえているわけなので、
この辺の違和感ある描写や展開は無くして欲しかったなぁ。
全体的には脚本としては改良されてるみたいなのに、
重要視したポイントがずれてるのか、バランスが悪いと思う。
吉岡里帆は意外に名演だった。
それだけに脚本や演出はもっとサポートして欲しかったな。