新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

本格ミステリ書評サイト「幻影の書庫」の旧管理人のブログです。カテゴリー欄の全レビュー索引より、書評、映画評、漫画評、その他評の全一覧リストを見ることが出来ます。同じくカテゴリー欄の年間順位表より各年度の新刊ミステリの個人的ランキングを確認出来ます。

ロスト・バケーション

06/30 ムービープラスワン放映分。

ジョーズ以降、サメ映画は一つのジャンルを形成してしまってるようだ。
 
最近はもう頭が三つあったり、空飛んだり、宇宙にまで行ったり、
幽霊になったり、ゾンビになったり、でっかくなっちゃったりと、
ありとあらゆるサメ変化を見せてくれてるようだ。
 
そんなお祭りサメ映画とは無縁の、いわゆる王道のサメ映画に当たるのかな。
 
負傷して岩礁に取り残されたヒロイン。
これにより満潮までのタイムリミットサスペンスが形成されてる。
 
余裕綽々と彼女を待ち受ける人食い鮫。
「逃げる」か「助けが来る」以外の選択肢は無さそうだから、
どうやって逃げ切るのかという展開だと思ってたら、まさかの……
 
やっぱり王道のサメ映画になってるやん。
医学生設定が効いてて、ありあわせのアクセサリやボディスーツで
負傷を手当てするあたりの見てるだけでも伝わる痛み感覚とかも含めて、
強いヒロイン映画にもなってるんだよなぁ。
 
たしかになかなかの映画。
 
羽根を痛めて彼女と共に岩礁に佇むカモメがとってもいい味出してたなぁ。
助演動物賞を新設してあげたい。