日本映画専門チャンネル放映分。
東宝クレージー映画30作の最終作。
DVD化されてないのが勿体ないほど、
なかなかいい作品だと思ったけどなぁ。
あの超名作「ニッポン無責任時代」が第一作目で、
これが最終作というのも、いいバランスかも。
一作目に通じる無責任男の立身出世物として
単純に見るだけで、充分に楽しい。
二作の違いに着目すると、いろんな観点から
話を展開できそうな作品でもある。
世相や社会問題の入り方から、
高度成長期の日本を語ることだって出来そう。
加藤茶との二枚看板や、小柳ルミ子のフィーチャーの仕方から、
この時代の芸能の流れだって浮かんできそう。
単純なC調じゃなくなって、哀切さも感じられるから、
なんかそういう別の要素が気になってしまうんだよね。
ま、でも個人的にはとにかく存分に愉しめたなぁ。
やっぱり植木先生(本人自体ではなく映像の中で作られた像だけど)
は自分の憧れの人であることに間違いない。