新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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オッペンハイマー

TSUTAYA西友町田店でレンタルした新作4本の、これが最後。

 
個人的には何でクリストファー・ノーランがこういう実在人物の
伝記映画を撮る必要があったんだろうかと不思議に思えた。
 
結果を見れば、アカデミー作品賞も監督賞も受賞してるので、
正しい判断だったということは間違いないんだけど。
 
ノーランらしい時制の組み上げ方。
 
ただ、それも必然ではなくて、伝記映画として、
観客があらかじめ知っている(べきはずの)物語を
描く上での一つの手法にすぎないかのように思えた。
 
フィクションであれば時系列に描いてもいいし、
そこに時間軸パズルを設けるのであれば、
ノーラン自身の過去作のように、
そこには何らかの必然の企みがあるのだろうから。
 
先程の(べきはずの)と注釈を付けたように、
自分は彼の後生を(というより人生全般)知らなかったので、
あまり手法も意味を持ち得なかったし、難解さが増してるようにも感じられた。
 
まぁ自分の鑑賞の仕方がそもそも間違ったな。
ながら見的に観て良い作品ではなかった。
映画館で観るか、少なくとも集中して鑑賞すべき作品だった。
 
というわけで、片手間に見ちゃったら、難しかったです。
なので、ちゃんと語る資格無いです、ごめんなさい。