ラーメンズ第11回公演『CHERRY BLOSSOM FRONT 345』
収録コントは以下。
・本人不在
・エアメールの嘘
・レストランそれぞれ
・怪傑ギリジン
・小説家らしき存在
・マーチンとプーチン2
・蒲田の行進曲
演劇性が高まった印象。
こういう捉え方をするのはなんだけど、
ラーメンズの公演の中では、一番ミステリと親和性の高い回だったな。
最後のコントで伏線回収ってのはラーメンズの公演の定型なんだけど、
その回収の仕方としては、「蒲田の行進曲」は出色の出来映えかと。
人間関係をひっくり返す、あっと驚くどんでん返しもあって、これが今回のベストで。
「エアメールの嘘」は謎解きだし、「本人不在」「レストランそれぞれ」も
何度もどんでんを見せてくれるし、ミステリのオンパレードなわけだけど、
中でも「小説家らしき存在」は手数も多いし、
「世にも奇妙な物語」風のミステリとしての脚本の完成度がお見事。
ベスト3のもう一作としては悩まず「怪傑ギリジン」だな。
片桐仁が無双する一人芝居には外れ無し。やっぱ笑うっきゃ無い。
タイトルの意味は結局良くわからなかった。Wikiにも書いてなかったし。