ラーメンズ第5回公演『home』
ラーメンズの記念すべき初パッケージ化作品として、2000年にVHSで発売された作品。
その後、発売元の倒産で絶版となった、幻の作品らしい。
収録コントは以下。
・無用途人間
・読書対決
・映画マニアの部屋
・縄跳び部
・ファン
・100万円
・漫画家と担当
・無類人間
かなり初期のラーメンズということで、洗練さには若干欠けているとは思うけれど、
それでもやっぱりラーメンズはラーメンズだったな。
最初と最後を占める「無用途人間」「無類人間」のシュールさ。
「読書対決」のもじりや遊びを無尽蔵に繰り出すテキストの扱い方。
「映画マニアの部屋」のテンポ感。
「縄跳び部」のリズムネタ。
「ファン」「漫画家と担当」の舞台劇性。
「百万円」のシニカルさ。
初期であっても、質の高いラーメンズの神髄を魅せてくれるのは流石。
『home』というタイトルは、最初と最後のコントがよく示すように、
自分の居場所やアイデンティティみたいなものを意図してるんだろうな。