新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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ロジカル真王 1巻

 
タイトルはこう書いて「ロジカルシンキング」と読ませる。
 
同タイトルのボードゲーム(と書いてあるがカードゲームだよなぁ)
が先にあって、そのカードイラストを描いた作者が
漫画版にしたもののようだ。
 
ゲーム自体は買ったこともやったこともないが、
ルールはシンプルですぐに理解出来る。
当て物のゲームなので、勿論運の要素がかなり大きいが、
たしかに論理的思考が必要とされるゲームだと思う。
そういった思考力の差で着実に勝率は変わるだろうな。
 
このゲーム以外の問題は、コロコロらしい幼稚なレベルで、
ちょっと期待薄かなと思えるシーンは多々あったけど、
ゲームの方では、「当然こういう戦術を取る方が有利なはずなのに
そうしなかったということは……」とか、
その思考を逆手に取った作戦を見せてくれたりとか、
それなりの工夫が見られて、読み甲斐はあった。
 
ただ、最後のゲームは、どう考えても3人でラハブをターゲットにすべき。
そんな当たり前のロジックを実現できてないとこ見ると、なんかそれまでも
ちゃんと改めすると穴があるんじゃないかって思えてしまった。
こういう作品は、単純なロジックに明解な間違いがあっちゃダメだよね。