- 作者: メーブ,恵広史
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この2巻を通して行われるのは1バトルのみ。
天才ギャンブラー・上杉潜夜との「五印一当」ゲーム。
いやあ、それでも、これは大満足と言って良いのでは。
カードのマーク当てという単純なゲームなのに、
そこに繰り広げられる駆け引きや策の応酬は実にお見事。
運の要素が大きく絡みそうなゲームなのに、
毎回完璧に一点に絞り込まれて決着が付くという、
手抜き感の一切感じられないこだわりの展開も心地良い。
4巻後半のゲーム以外の超展開はやり過ぎなようにも思うけど
(ここまで極端だと、逆にどうでもよく思えてしまう)
まぁゲームの方をこの高品質でやってくれさえすれば文句なし。
しかし、やっぱり主人公の悪魔能力は弱っちいなぁ。
今回は無理矢理使えはしたと言っていいのかなぁ?
でも、二回目触られてたらバレバレやったはずやん。
せめて1分間固定でなく、任意の時間(上限は当然あっても)とかの
設定にしとけば良かったんじゃ?
足枷になりそな気配は相変わらずプンプンだよ。
一方、潜夜の能力を隠し通せたのは上手い展開。
今後への期待が続く。