ブラックナイトパレード
中村光の原作漫画は未読。
だけどきっと、原作の映画化としても、
福田雄一の映画としても、どっちも中途半端なんじゃないのって気がした。
まぁ、はっきり言ってしょうもない映画。
福田雄一映画としてならば、そのしょうもなさを愉しめるかもしれないけれど、
下手にいろんな設定やら、ストーリーなんかがあるだけに、
かえって邪魔されてる感じを受けてしまった。
また基本はブラックコメディだと思うんだけど、
ブラックさは薄いし、福田雄一のコメディ感覚が更にそれを助長して、
結局どっちの意味合いでも、良さを阻害する方向に働いてるんじゃないのかなって。
あと映画の尺に絞られてるせいかもしれないけれど、
設定や真相も矛盾や必然性の無さに満ちすぎてて、
納得性の薄さもしきり(本格者としてはどうしてもこだわっちゃうのよね)。
まぁそんなに語る必要も無いほど、とにかくしょうもない作品。