「名探偵のいけにえ」が思いの外、というより
期待をはるかに超えて良かったので、
この作品も評判良かったし、グロくないという話だったので、
こちらも読んでみることに。
長編というよりは、連作短編集という趣だったな。
ロジックは相変わらず精度は高いが、
それよりも本作は構図のずらしが上手い。
ただやはり「名探偵のいけにえ」の豪快さを
味わった後では、物足りなさを感じてしまう。
タイトルの意味も当然これだと思っていたから、
そうであれば、もう一人に対しての構図のずらしが
きっと待ってるんだろうと、勝手に期待してたのも要因の一つかも。
というわけで採点は７点止まり。
