探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて 2巻
第二章「名探偵、南武線に迷う」の解決編。
まぁ、東京・神奈川ローカルな話。普通の出来。
第三章「名探偵、お屋敷で張り込む」はちょうどこの巻で完結。
これは事件の構図が非常に良くできている。
おそらくこのシリーズの最高作だろう。
ライトミステリの書き手ながら、またこれだけ多作をこなしながら、
このレベルの短編を書けるのだから、本当に侮り難し、だよなぁ。
全3巻で完結だから、百円棚で見つけたいものだなぁ。
ところで、東京創元社の2019年新刊ラインナップで予告されていた
「仕掛島」はいったいいつ出るんだろうなぁ?
その時点で10年振りの長編という謳い文句だったけど、
「スクイッド荘の殺人」が出ちゃったからなぁ。