03/04(日) イオンシネマ新百合ヶ丘にて鑑賞。
酔っ払った企画会議から生まれたような、壮大な冗談映画。
コメディと括るのはちょっと違うと思うんだよな。
大真面目にジョークを具現化してるような作品だと思う。
マルチバース(もうこの言葉は受け容れることにした。
並行世界が無数に存在している、その全体を表現する言葉としては、
パラレルワールドよりも意味を表現できているように思えてきたから。
従来は枝分かれしたもう一つの別世界というような、近似した一つの世界
という使い方が多く、これなら今でもパラレルワールドの方がしっくりくるけど)
を股にかけ、カンフーおばちゃんが世界を救うアクション・エンタテインメント。
そんな壮大な話なんだけど、その実、どこにでもありそな、
家庭内のいざこざと再生の物語。
この狂ったようなスケール感の歪みも、これが冗談映画の故。
お下劣で、お下品ながらも、ちょっと感動的だったりも。
そう。
愛は宇宙を救うんです。
救うんですってば。