鬼才・星野之宣が、壮大なテーマで描くSFロマン大作! 巨大コンピューター・オーバーロードに支配された地球。その支配に属さない、小惑星の人々・ベルター。彼らの闘いは、やがて全銀河をも巻き込む秘密へと結びついていく。すなわち、メガクロス(巨大交差)へと――。
なんというか、”すごくまっすぐな作品”という印象を受けてしまった。
壮大なテーマのファースト・コンタクト物。
アイデアも豊富に盛り込まれていて、様々なガジェットを駆使している。
それだけのオリジナリティを持ってるのは確実なのに、
なんだろ、この王道感。
ストーリーのメリハリもスピード感も申し分ない。
紆余曲折、展開としての転回点、何度もそんな場面がある。
それなのに、なんでこんな中央突破感を覚えてしまうんだろ。
上手く説明できないんだけど、冒頭に挙げたように
”すごくまっすぐな作品”に思えてしまってしょうがなかったんだよな。
これだけ様々に工夫を盛り込まれた作品に対して、申し訳ないんだけど。