これも同じく『人形芝居』の作者の短編集。
全般的にミステリタッチの作品集に仕上がっている。
けど、ミステリ漫画として読むには内容的に薄いな。
基本ファンタ
ジー系の方が、作者の画や作風に向いてるように思う。
表題作と怪異譚の謎解き物である「帝都
南天隊」と
手品師を絡めた百合模様の「デイ
ジー・トリック」の三作品。
ベストを選ぶなら、学園七不思議の謎解きが含まれた表題作に
なることはなるんだけど、この主人公の男の方のやり方に腹が立つ。
こんな風に女の子を扱えるような男と付き合ってても、
この先幸せになれるようには思えんのだけどな。