我らコンタクティ
マンガ大賞2018第2位の作品。
しかし、この作者、まだこの作品しかないようだな。
「なつのロケット」同様、素人がロケットを飛ばす話。
こちらも科学考証はすごくきっちりされてそうなんだけど、
それでも、なんか現実にあり得そうな感じが全くしない。
一つにはいきなり燃焼実験から始まってて、
過程がそんなには見えないってところもあるかもしれないけど、
やっぱ、この画とキャラクタ設定の印象が与える要素が強そうな気がする。
人間ドラマも描き込もうとするあまり、
登場人物一人一人にものすごくエキセントリックなラベル付けがされてて、
人間くさいプロットを構築しようとしてるんだけど、
この一切人間味が感じられない画では、それらがみんな逆効果に見えてしまう。
共感できる人物もいないし、なんか最後まで乗り切れなかったなぁ。