- 作者: つじ要
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/02/09
- メディア: コミック
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全般的に緩かったなぁってのが通巻での印象。前にも書いたけど、パズルとしての”気付き”の驚きってのに欠けてるんだよな。
読者を考えてのことだろうが、単純系のパズルが多い。どこぞに載ってたってのが圧倒的に占めてる。こんなとこで育ってたら、古今東西のパズル本はみんな極めてるはずじゃないのか、ってな突っ込みは禁止だろうけどさ。
それでいて、いきなり数学的(算数的)に難解な、というより考える気をそもそも削ぐような問題だってある。
そこそこ楽しめる作品だったけど、お薦めってほどのもんじゃなかったな。
キャラクタ的にも、イマイチ盛り上がりに欠けてたな。
最初の決め台詞(論理的に話しなさい!)の登場は良かったけど、そこがピークだった(苦笑)。
美少女設定の女の子達がたくさん出てくるけど、どれも同じに見えるし、魅力に欠ける。後半の二作品(「いつき三変化」「ある一日」)はオールスターキャストの総集編のはずだが、既に誰が誰やら区別つかなかったもの。長期的記憶槽が弱い人間には無理ッス。