透明人間VSヤクザという、ぶっ飛んだ設定のバトルアクションを、
池上遼一の飛びっ切りの画力で描き出した作品かと思いきや、
とんでもないところまで、すっ飛んでいったような作品。
こんなところまでたどり着くなんて、想像できる読者がいるはずもなかろう。
とにかく気の狂った作品。
ただし、それぞれに五感の突出したヤクザとのバトルは、
山田風太郎の忍法帳の現代版という趣もある。
とんでもない作品を読みたいって気分の時には
（そういう時があれば、という前提の話だけど）
選択肢の一つに入れてもいいかも、という作品。
