- 作者: 都戸利津
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2018/08/20
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (2件) を見る
「本ミス」で紹介されてた作品で、これはたしかに良かった。
メインのネタは見え見えで、意外性は特にはないんだけども、
”嘘をつかない”犯人という特性を非常に上手く構築していて、
センスの良さがきらりと光っている。
ダブルミーニングだったり、そのものを言ってるのに、
状況的にそう感じさせないとか、
いくつかのテクニックが繰り出されていて、とても心地良い。
自分は1巻で止めてはしまったけど、
嘘が見える少女を主人公とした「嘘解きレトリック」を
10巻も刊行した作者らしく、嘘に自覚的ゆえになせる技なのかな。
その少女との共演短編のオマケもあり。
非常に読後感の良い作品だった。