カッパ・ツー始動!!!
ワンの初代4名のうち現在も活躍中の二人が審査員に。
もっと活躍されてたかもしれない加賀美氏がここにいないのは悲しい。
また私自身は最も期待していた林泰広氏があのまま沈黙を保ってるのも勿体ない。
青木知己氏のように再起動してくれないかなぁ。
というわけで本作。
- 作者: 阿津川辰海
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2017/06/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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愉しい作品ではあるのだけど、すんなり「良かったぁ〜」って、
手放しで喜べるような感じではなかったかなぁ。
結構妙ちくりんな設定や展開をこれでもか、これでもか、
と盛り込んだ割には、真相が非常にオーソドックス。
まず、それが一点。
なんか、真相とか、真相自体でなくても、
実はあの人物は単純に死んだわけではなくて、なんかの
もう一段のビックリが絶対にあるんだと思ってしまってたから。
膨らませ方と比較しちゃうので、収束がつまんなく思えてしまった。
また、なんかいい感じに収まった感を存分に出してるけど、
それはなんか違うよなぁと、モヤモヤ感が絶対に収まりそうもない。
登場人物達の印象が、読中と読後で、全然合ってないし。
その辺もあって、スッキリした読後感が全く得られない。
詰め込み度合いを評価して7点は付けることにするけど。
でも、本格の実力と、変わったことやりたがる意欲は買えそうなので、
今後にも期待出来そうかも。まだ若いしね。