- 作者: 早坂吝
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2018/05/27
- メディア: 文庫
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AIの指摘されてる問題点をミステリに仕立ててはいるが、
描かれているAIの極端なレベルの高さと、
無理矢理ミステリに仕立ててる、デフォルメされたような馬鹿っぽい真相が、
全然マッチしてないので、違和感だけが目立ってしまう。
トリックとかも特に見るべき点は無いし。
中国語の部屋の真相のずらし方くらいかなぁ、好きだったのは。
組織も無茶苦茶マンガっぽいのに、無闇に残酷だったり、
いろいろバランスも不安定で、品が無くても心地良い作者の持ち味は感じられない。
この作者にしては珍しくも思える、平々凡々な6点。