03/19 フジテレビ放映分。
- 出版社/メーカー: アミューズソフト
- 発売日: 2009/03/18
- メディア: Blu-ray
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”倒叙”という仕組みを、極めて巧みに”本格”に組み入れている、
という点にあると私は思っている。
誰が犯人か、読者・視聴者・観客はみんなわかっているというのに、
それでいて、謎解きの愉悦や意外性を味あわせてくれるのだから。
「○○に見せかけた××」というのは、本作のキモであるが、
構造自体も「倒叙に見せかけた本格」と言えなくもないと思う。
また本作の謎解きは、それが動機や感動に直接結びついているという点も、
非常に優れているところだと思う。
だから、元々映画向きの作品であると言えるのではないか。
それに応えて、映画としても充分に良い作品だったと私は評価したい。
堤真一もどうかなぁとは思ったんだけど、ラストの演技がとてもリアルに感じられて良かった。
満足できる邦画だったと思う。