時の扉をあけて

時の扉をあけて (創元SF文庫)

ここはどこだ？　冬はどこに行った？　ある冬の夜、扉を開けた少年が見たものは、心地よい夏の夜の風景だった。隠されていた扉は、五十年前の世界への入口だったのだ。たったひとつの願いを胸に、過去へと旅立った少年が得たものは、哀しみに満ちた運命と、ささやかな青春のひととき。感動のタイムトラベル・ファンタジー。

この内容紹介を読む限りでは、哀しさと爽やかさを兼ね備えた時間物かと思えたんだけど、
いやいやなんともどっぷりと陰鬱な話だった。
騙されたぁ〜。
　
一応、最後の最後は良い話っぽくはなるのだけど、
ここまでのどっぷりと暗い経緯を読まされた後では、
ほんのわずかばかりの救いにしか思えなかったな。
　
売り方の問題が引き起こした、期待はずれ。採点は５点。