新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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アンノウン

TSUTAYAの百円キャンペーンにて鑑賞。

アンノウン ブルーレイ&DVDセット(2枚組)【初回限定生産】 [Blu-ray]

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油断して観てたから、へぇ〜っと感心した。
油断して観たい人は、この先読まない方がいいかもしれません。
 
 
 
 
 
 
 
 
ってことで、少し空けてみる。
 
そうか、あれもこれもそれも伏線だったんだね。
映画的お約束だもんねと思ってたものが、みんな伏線として蘇る。
 
冒頭の魅力的な設定は、凄くミステリ的。
なんだ、なんだ、と惹き付けられる力が強い。
 
それから段々(いや、急にかな?)興ざめな展開になってきちゃったかなぁ、やっぱ、こんなもんか、と思ってきてたところに驚天動地のオチ。
これが「定型じゃないの?!」と思えるくらい、綺麗にはまってる。
たとえるならば法月「都市伝説パズル」。シンプル過ぎる故に美しい一つの型。
しかも一瞬で全てが理解出来る。
不可思議の霧が瞬間に霧消するのだ。
これって理想的などんでん返しじゃないの?
 
その上、終盤にかけて、もう一つ巧妙なずらしも見せてくれる。
 
うん、好きだ、この作品。とっても心地良い。
 
ここまで読んで観たくなっちゃった人。
もう遅いような気はするけれど、
どうぞ、油断して、観てください(笑)