新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

本格ミステリ書評サイト「幻影の書庫」の旧管理人のブログです。カテゴリー欄の全レビュー索引より、書評、映画評、漫画評、その他評の全一覧リストを見ることが出来ます。同じくカテゴリー欄の年間順位表より各年度の新刊ミステリの個人的ランキングを確認出来ます。

たつおつながり

……ってわけでは当然無いのだが、

誕生月の500円ギフト券を利用して、¥2,860。Heso-Click経由にて3%還元。

[要旨]
幻の戦後本格派、初集成。不可能興味と伝奇ロマン。九州佐賀発・海賊伝説殺人事件。「ニッポン・海鷹」ほか9編。
[目次]
創作篇(三つの樽;新納の棺;不知火;ニッポン・海鷹;南泉斬猫;瓢と鯰;髭のある自画像;雪のなかの標的;世木氏・最後の旅;ある密室の設定);評論・随筆篇(『動機のない動機』の魅力;本格派の文学理論;惨殺された本格派;“伝奇”は虚構ではない―探偵小説の構成に関する一考察;新・本格派への待望―芭蕉は一人だけで沢山だ;本格派の陰謀―戦後派の探偵小説観;乱歩・文学の非文学)

おお、知らなかった。いつの間にこんな作品集が出ていたのだ。
「別冊シャレード」の「宮原龍雄特集号」も持ってはいるのだが、あれは雑誌のコピーで読みにくすぎて断念しちゃってたんだよなぁ。
いやあ、しかし、「狩久探偵小説選」 の感想で、望んでいた作品集が遂に。論創は地道にチェックしておかなくちゃいかんな。この調子だと、川島郁夫、楠田匡介あたりも期待できそうだしなぁ。是非是非。
マクベス殺人事件」「凧師」「五つの紐」「葦のなかの犯罪」「消えた井原老人」「湯壷の中の死体」と、アンソロジーに録られている作品でけでも、まだまだある。狩久もそうだが、二周目も期待したいところだ。