【奇術探偵ジョナサン・クリーク(ほぼ)全作レビュー】
ここから2'ndシリーズの開始。
#7 「死への誘引」
ハロウィンの夜、夫のトムと娘のローナとともに仮装パーティーに出席したホラー作家のエマは、帰宅後、寝室で銃で撃ち殺された。犯人はトムを殴った後、骸骨の衣装を奪いローナを人質に車で逃亡を企んだが、タイヤがパンクしたために、ローナを担いだままガレージに逃げ込んだ。警察が駆けつけ、ガレージの扉を開くと、そこには意識を失ったローラがいただけだった。果たして犯人はどうやって消えたのか…?
う〜ん、トリッキー。
ただここまでトリッキーだと逆にわかりやすいというのは、結構ミステリの常識。
状況が限定されすぎてるだけに、着想の拡がる枠自体が狭い。手筋が幾つもあるわけではないので、一見難解そうに思える方が解きやすかったりするんだよね。シンプルな謎の方がかえって発想を拡げる余地が沢山あって、意外に難しかったりするもの。
ただ、簡単簡単、解けた解けたと思ってると、そこで思考がストップして、事件の本当の真相には辿り着けない仕組みになってたりするので油断はできないぞ。
ミステリミステリした作品で、第2シーズンの開始を飾った作品。