【奇術探偵ジョナサン・クリーク(ほぼ)全作レビュー】
#10 「死人が犯した殺人(前編)」
友人ダンカンの誕生日パーティーに招待されたフェリシティとクレア。ダンカンはフェリシティに好意を持っていたが、フェリシティはダンカンの親友のネビルのことが好きだった。パーティーの後、ダンカンの家に宿泊したフェリシティは、ネビルとベッドをともにするが、運悪くダンカンに現場を見られてしまう。ショックをうけたダンカンは、そのまま窓から身を投げ自殺する。
#11 「死人が犯した殺人(後編)」
アナグマ観察に出かけていたアダムの姉キティーは、コテージの中でフェリシティが男性に首を絞められているのを目撃する。キティーは、犯人は自殺したはずのダンカンだったと主張。そして事件当時コテージの中にはマドリンとジョナサンしかいなかったことから、二人は警察に容疑者扱いされる。
第2シーズンの最高作品。
さすがに前後編で構成されてるだけあって、見所たっぷり。
ホラー映画を思わせるシチュエーションから、意外な真相を複層でひっくり返す離れ業。そういう縦筋以外でも、複数の特異なキャラクターを用いてのユーモア風味も、いつもより余計に。
密室はなんだかトリックにもなっていないような気はしたが、とにかく映画並みのストーリーの充実度で魅せてくれた作品。