新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

本格ミステリ書評サイト「幻影の書庫」の旧管理人のブログです。カテゴリー欄の全レビュー索引より、書評、映画評、漫画評、その他評の全一覧リストを見ることが出来ます。同じくカテゴリー欄の年間順位表より各年度の新刊ミステリの個人的ランキングを確認出来ます。

奇術探偵ジョナサン・クリーク第十八話「這い上がった死体」

奇術探偵ジョナサン・クリーク(ほぼ)全作レビュー】
これが3'rdシーズンの最終作品。

#18 「這い上がった死体」
フロイド、カレン、ジョーは、ドラッグの受取情報を得るため、ガイガーと会うが、話がこじれて、フロイドはガイガーを撃ち殺してしまう。その後、3人はドラッグ受取の場所に向かうが、なぜか警察が現れ、ジョーが殺されてしまう…。

ホラー色最高度作品。
SF色なら#15「寒い国から来た物体」だが、ホラー色なら本作。
 
ただやはり15話同様謎は一点に集約されてて、しかもこっちの方が比較的解きやすいかも。どちらの作品もトリックには割とすぐ気付いてしまったので、ケレン味のあるドラマとしては評価しても、個人的にはどちらも若干の物足りなさが残るところ。
 
但し、本作の場合謎自体はたしかに一点のみなのだが、中盤とラストに二つのツイストが用意されていた。単純にトリックが解けたらそれでおしまい、というわけではないのでご安心を。
 
結局、第三シリーズの個人的ベストは最初の#13「悪魔の仕業」で、次点が#17「ジャッキーと会った夕暮れ」だな。