【奇術探偵ジョナサン・クリーク(ほぼ)全作レビュー】
#9 「30秒のトリック」
辛口舞台批評家のシルベスター・レフレイの邸宅で、150万ポンドもする貴重な絵画が消えた。その日は、学校の見学で少女たちが邸宅を訪れていたのだが、それは一瞬の出来事だった。その後、警察が訪れ、応接室に残された犯人とおぼしき人物の足跡を見つける。以前、アダムのショーを酷評されたことからジョナサンはシルベスターに反感を持っていて、絵が消えた理由を教えようとしない。
手掛かりはスパム・サンド(笑)
いや、マジに。とはいえ、それを視聴者が正確に推測し得るかというと、そうではないかも。
これまたシンプルなハウダニットではあるのだが、一つの筋立てではない要素が絡んできて、目眩ましされてしまう。
私怨で謎解きを拒否する名探偵、って日本の捻くれた作家陣(麻耶くんみたいな)の作風を彷彿とさせるな(笑)。