新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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父親聖書研究会山中湖合宿レポート(2009年版)

土日は父親聖書研究会の年間二大イベントの一つ、山中湖合宿。今年も長文で、その割には面白エピソード全く無しなんで、読む方はご覚悟を。
 
今回はなんと事前の宿題あり。「今までに息子や家族から最も学んだと思える印象的な出来事を思い浮かべ、その出来事を漢字一文字、創作漢字で表すこと」
こじつけは得意で、言葉遊びも大好きな自分としては、まさしく得意ジャンルと言ってもいい出題のはず。でも、印象的な出来事ってなんだろ? そりゃ、問題児な息子だから幾らでもありそうだけど、いざどれって言われるとなぁ。多分みんなも悩まされたはず。
取りあえず仕事が忙しくてほっぽっておいたんだけど、当日の朝ベッドでのまどろみの中で宿題を思い出す。そうか、息子に限らない家族で考えると、これしかあり得ないほど印象的な出来事があるじゃないか。そう考えたとき、割とあっさりと創作漢字が導き出せた(文字通り朝飯前って奴か)。
ふふっ、今回は一転”泣かす”路線で行くぜ。
 
山中湖までは貸し切りバス。ちょうど満員という感じだったので、来年はもうこのサイズでは駄目かも。事故渋滞はあったけど、その後は順調に進んで予定通り到着。
荷物置いて、夜に備えてベッド・メーキングしたりして、一休憩の後は最初の企画。「まずは身体を動かす」ってのが、合宿オープニングの恒例なのかな。今回は宿舎から歩いて5分の山中湖文学の森でのオリエンテーリング

チェック・ポイントを探し出して、クイズに答えていく基本要領だけど、色々と工夫が設けられてるのが凄い。ポイント毎に違う色のペンが用意されてるので、それがたしかに見つけたよという証拠になってるとかね。所要時間も幹事団が設定した時間(勿論非公開)があって、それより早くても遅くても減点されるという採点方法だったりね。
よぉ〜く考えられてて、なるほどと感心することしきり。メモメモ。
 
軽く汗をかいた後は、神父様による特別講演一時間(と一行ですませてしまう罰当たり)。
その後は別々の部屋に分かれてのグループ討論。討論といっても、用意してきた宿題の漢字を色紙に書き出して、それぞれ1分の持ち時間を目安に発表(1分で終わる人なんていなかったけどね)、それを元に懇親会での発表の方針を決めるというもの。
う〜ん、ほんとは20分くらいかけてじっくり泣かせたいところだけど、超短縮バージョンで話をする。
 
実はうちの娘、先天性の心臓病(総肺静脈還流異常症)で、生まれてわずか三日目に人工心肺を取り付けての大手術してるのだ。様子が変で駆けつけた田舎の市民病院で、たまたま診てくれた小児科の先生が循環器の権威で、すぐに正しい見立てをしてくれたから助かったというエピソード。いろんな人の縁で支えられて人は生きている。命は決して一人だけのものじゃない、一つのちっぽけなものじゃ決してない。
 
「命」の中にある”一”は「一」じゃない、「無限」なんだ。
これこそが本当の「いのち」なんだと思う。

(これがその日書いた色紙。字が汚いのはスルーしてね)
 
結構重たい事実にもとづいた深イイ話だってことで、我がグループ(12人くらい)としては、全体の総評を1年生が担当して、そのうちの一つを紹介という流れで、2年生として私がこの発表をすることに決定。
 
その後アルコール抜きの夕食を経て、1時間の休憩(片付けと準備の時間だろうけど結構手持ちぶさただなぁ)の後、懇親会の開始。さすがに今年はおあずけは無く、軽い挨拶からの速効乾杯だったので良きかな、良きかな。
各グループの発表では「深イイ話」を今度はみんなに対して。教頭先生の講評では「一番良かった」とのお褒めも頂いちゃった。
 
懇親会の後は二次会。今年は12時でお開きに。部屋に戻ってからは飲み直す気力・肝臓力が無くって、そのまま朝まで熟睡。
翌日はミサ・朝食・ご講義・写真撮影で10時半頃出発。順調だったから12時半頃には下車って感じだったかな。
 
さあ、来年は我々が幹事だよぉ〜〜っ。