新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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家のつまりは人生のつまり

……というのが最近の合い言葉らしい友人一家が、土曜日うちにやってきてくれた。
 
実は我が家にもどでかい”家のつまり”があって、にっちもルイ・アームストロングも……ちゃう、二進も三進もいかなくなっていたのだ。それが娘の部屋にどんどんどんと鎮座ましましてる婚礼箪笥一式。うちは九州の嫁なわけで、しかも全国的にも有名な家具どころ大川市も近所にあって、それはそれは立派な嫁入り道具だったのだ。
そういうわけで、引っ越しの際にも悩みはしたが捨てられず、さりとて階段やドアを通るわけもなく、庭の方から2階のベランダ越しに、サッシ外して運び込んだくらいのドデカイ代物。
 
これが大きな判断ミス。♪小さな家の大きな箪笥ぅ〜(河合奈保子だよ)ってわけで、やっとで建てた狭ぁ〜い我が家では、大は小を兼ねない。明らかに分不相応ってものになってしまってた。
ウォークインクローゼットも作ってるので、収納はそこでなんとかなる(つうか、なんとかする)。娘も小学生になって、ベッド欲しい、机欲しいと言い出したが、これがある限り、とてもそんなスペースは作れやしない。
 
これがここ二年越しの我が家の最大の”詰まり”。不要品引き取り業者とかにも勿論何軒も相談してみたのだが、最低でも3万円、大体は4〜5万ってことで、なかなか決心がつかずにいた次第。
そこで救いの神として現れたのが、上記のお友達。休みになると持ってる畑で農作業したり、日曜大工の域を遙かに超えて、ウッドデッキこしらえたりしてるお父さん。電動のこぎりを持ってるので、壊してでいいのなら、なんとかしてくれるとのこと。うはぁ〜、凄い!
 
午前中にまずは準備として、中身の移動と扉や金具類の外し。これだけで散々疲れ果ててしまう、ヘタレな私。でも、そうしといたおかげで、来て貰ってからの作業は非常にスムーズに運んだので、よしよし。割とあっけないくらいの短時間で、天下無敵のドデカ箪笥軍団が有象無象の板きれ群衆に早変わり。次の土曜日に粗大ゴミの予約も取れて、これで詰まりも取れて、すっきりの我が家だ。 
 
と思ったら、調子に乗って、次は階段収納の片付けよ、と張り切っているかみさん。よしっ、この際、いっちょ我が家のつまりを一つ一つ、すっきりさせていきますか。
それはそれとして、娘の机、娘のベッド、娘の本棚、娘のピアノ(もう電子ピアノじゃ限界なんだそうだ)と、財布の詰まりも(全然詰まっちゃないけどね。見栄張ってごめんなさい)すっきりしちゃいそうだよ。