新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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TSUTAYAの半額デーにて鑑賞。
脱出不可能な倉庫に閉じこめられていた5人の男達。中毒による一時的記憶喪失に陥っていて、自分が誰かも分からない。ただ一つ分かったこと……それは、5人のうち3人は誘拐犯、2人は人質。いったい自分は? 誰が味方で、誰が敵なのか?
設定が魅力的なので、珍しく粗筋を書いてみた。
ここんとこ爆発的増殖を見せている、シチュエーション・スリラーの中でも、数少ない秀作の一つ。ホラーじゃなく、グロくもないのもGood!なポイント。
実は誘拐犯と人質の線引き自体は、そんなに意外でもスリリングでもなかったりする。振り回されまくるような、派手な展開が連続するわけでもない。でも、短い尺でまとまってるのは好感触。そしてとにかく、ラストのたたみ込むようなどんでん返しの連続は、予想外の方向からやってくることもあって驚かされた。
充分に満足できるレベルの秀作だと思う。