新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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セブンデイズ

Amazonさんのお薦めで、なんだか良さそうだったので、旧作百円で鑑賞。

あらすじをWikipediaより引用。

勝率100%を誇る敏腕女弁護士のユ・ジヨンは、8歳の娘をもつシングルマザーであった。だがある日、運動会でその娘が何者かによって誘拐されてしまう。犯人は翌週に開かれる殺人事件の裁判で被告の無罪を勝ち取れという要求をしてきたのだが、それは判決が覆る可能性はほとんどない無謀なものだった。

 
韓国製サスペンス映画には結構秀作があるが、本作も充分そのうちの一編に数えられるだろう。
 
とにかくテンポが速い。
最初の誘拐の顛末のはしょり方の、なんて潔いこと。
大きな盛り上げになりそなところを、あっさりと処理。
 
で、そこからストーリー展開し、本題に。
 
ひっくり返しは不可能と思える状況から、いかに展開させるのか。
ここからも二転三転しながら、やはり速いテンポで進んでいく。
息つく暇も無いくらい。
 
この状況であの判決が勝ち取れるかどうかは結構微妙ではあるけど。
 
まぁ最後の動機に関しては、予測付くのは付くけれど。
でも、結構意表を突かれる観客も多いはずだと思うし、
やっぱりとは思っても、秀作だと思えたので、見られて良かったと充分満足。
 
Amazonさん、ありがとう!