ドンデン返し20回超え。(小社調べ)
世界一のサプライズ作家の最新作。
すべては見かけどおりではないのだ。
こういう惹句だと、何転も何転もしていくように想像されるけれど、
そうではなくて、一発大技ひっくり返しの作品。
ディーヴァーらしい細かい逆転劇は随所にあるので、
それをいちいち数え上げたら(小社調べの方、ご苦労様です)、
20回越えはするかもしらんけどね。
でも、それ言うならリンカーン・シリーズの大部分の作品だって
細かく数え上げたら20回越えしてそうな気はするよ。
(小社調べの方のさじ加減という要素も多いような気はするけれど)
ま、なんで、そんな細かいどんでんは差し置くとしても、
この大技はディーヴァーの中でも、なかなかの強烈具合。
始めはきょとんとしてしまって、にわかには理解出来ないくらい。
こんなのを成立させるために、かなりきわどい綱渡りしてるけど。
いやあ、さすがのディーヴァー。
これは文句無しに昨年度の海外作品No.1だな。