私の夫は冷蔵庫に眠っている 1~2巻(完)
殺したはずの夫が、何事も無かったかのように、普通に帰宅してくる。
これって現実的に解決しようとしたら、
これ(双子)か、あれ(妄想)しか無いよね、って普通思う。
どっちも踏まえながら展開する真相自体は、
まぁまぁこんなもんだろうなってところ。
そこから、更に捻って、不穏な展開(どっち?)になるんだけど、
ここの描き方がなんか違うんじゃないかなぁと思えてしまった。
なんか種みたいなもんを描き込まないといけないんじゃないかなぁと。
そうじゃないと、このラストがなぁ。
終わってみれば読む必要の無かった作品ではあるけれど
(直接的な表現じゃないけど、精神的にむっちゃグロい展開があるし)
冒頭に書いた設定を知っちゃうと、どう決着するか知らずにはいられないものなぁ。
ね、ミステリ者って、そういう性(さが)でしょ。