- 作者:安堂維子里
- 発売日: 2012/07/06
- メディア: コミック
以前「世界の合い言葉は水」という作品集を読んだことのある作者。
それが奇想に満ち溢れた作品集だったので、このSF漫画にも挑戦。
でも、これは特に奇想というような話ではなかったな。
隕石落下によって出来た湖に、記憶を求めるヒロインを描いた作品。
水にこだわる作者だから、水に潜るシーンや、水中の街の情景など、
描写はいいんだけど、ストーリーとしては中途半端。
街に秘められた秘密が明らかになっていくような展開にしておいて、
そこには何も決着を付けずに完結って、そりゃ無いよ。
雰囲気は良かったけど、これはやっぱ失敗作でしょ。