TSUTAYAの準新作百円キャンペーンにて鑑賞。
- 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
- 発売日: 2013/12/25
- メディア: DVD
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そのリアルさが売りという感じなのかなぁ。
投票で負けた人物は自分達で殺さなければならない(用意されてるのは毒だけ)。
人狼も自分の手で夜中のうちに一人殺さなければならない(一応銃は用意されてる)。
この辺のリアルさが役者達の腕の見せ所ってところで、それ(だけ)が見所。
一方、ゲーム観点で見ると、とっても弱々。
誰が誰に投票したかという、一番基本的な情報さえ議論のタネにならない始末。
(終盤も終盤で、ようやくヒロインの推理には使われるけど、遅すぎっしょ)
予言者二人登場で偽カミングアウト確定状況でさえ、たいした議論にはならないし。
『人狼ゲーム』という、どストレートな題名なんだから、もっとちゃんとやろうよ。
それでいてゲームの流れだけにはしっかりと乗ってしまってるんだもんなぁ。
夜人狼に狙われちゃったら、せめて大声で人狼の名前叫ぼうよとか、
各部屋の捜索しようよとか(人狼は拳銃を持ってるはず)、
も少し裏ワザの展開もあっていいのでは、とか思っちゃう。
映画の尺だから省略されてるのかもしれないけど(原作は当然未読)。
投票で負けた人も、リアルならもっと本気で抵抗するだろうしなぁ。
モニタの最後の一行のオチは悪くはないアイデアだと思うけど、
人狼が自白しちゃってるから、驚きじゃなくて再確認にすぎなくなっちゃうんだよな。
とにかくゲーム性の希薄さが致命的かな。ミステリファンにはお薦めできず。