- 作者: 甲斐谷忍
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/04/17
- メディア: コミック
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手掛かりはコレだと与えた上で読者への挑戦が行われるのだが、なかなかおいそれとは正解に辿り着けないぞ。殴打事件に眼鏡事件は、この手掛かりから導かれるロジック展開はなかなかのもんだと思う。
たまたまだろうが、この巻は一冊としての構成のバランスも良い。最初の話でこのシリーズはこういう話なんだよと、結構のおさらいみたいに見せてくれる。最後の話では今後のシリーズキャラ登場編で次巻への引きを見せる。
ただ最後のこれはどうなんだろうなぁ。本作はいまいち人気がパッとしないだけに、得意の対決物へと若干の方向転換を図ったのだろうが、上手くミステリとしての構成に乗せられるかなぁ〜。どっちつかずにならなきゃいいけど。