昨年のうちに書き上げてたストックで繋いでおこう。
現代版・明智小五郎事件簿。普通メジャー作品を冒頭に据えるだろうと思うのに、
この1巻目で描くのが「兇器」「黒手組」ってのが逆に心惹かれた。
原作は読んだか読んでないかすら記憶に残ってないので、
原作との比較は出来ないのが残念。
解説を読むと、事件の本質である登場人物の人間関係や
トリックは、原作にかなり忠実とのこと。
その割には、そんなに違和感なく現代に舞台を移してるし、
ドローンなんかの現代ならではの技術すら取り込んでいる。
画も上手いし、乱歩作品の漫画化としては、
充分秀逸な出来映えなのではないだろうか。
全3巻だし(打ち切りってわけでもなさそうなんだけどね)
これは最後まで読む価値ありそうだな。