【奇術探偵ジョナサン・クリーク(ほぼ)全作レビュー】
ここから3'rdシーズンの開始。
#13 「悪魔の仕業」
アダム・クラウスのセクハラ容疑の裁判で証人として招かれていたジョナサン。その前日の夜、ジョナサンとマドリンは知り合いの夫妻の夕食会で、レニー・スピアフィッシュとその妻、アリスに出会った。レニーはひょんなことから悪魔に魂を売り、一夜にして金持ちになったという。そんなある日、売春婦と一緒にいたレニーは謎の男に心臓を銃撃されるが、なぜか無事で…
SFホラー・シーズンの幕開け。
そう、このシーズンは明らかに特徴的にSFホラーを意識して目指しているとしか思えない。
その第一弾がコレ。悪魔に魂を売って不死身になった男の話。
すこぶるつきの謎が突飛であればあるほど、解決編はしりすぼみになりがちなのが世の常だと思うが、こいつはそれもふるってる。
SFホラーの世界から、またまた全く別の世界に飛ばされちゃったよ、というパラレル・ワールドを旅するが如きの酩酊感。
割とシンプルな解決が多いこの作品で、ここまでやりすぎなことやっちゃいましたか、と呆れ喜べる作品。大袈裟な中にもかなりオバカなトリックも盛り込んであって、謎、トリック、解決、三拍子それぞれにバカが付く
シリーズ屈指のバカミス的名品!
と呼んでもいいんじゃないかいな。