- 出版社/メーカー: 日本ヘラルド映画(PCH)
- 発売日: 2004/01/21
- メディア: DVD
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衝撃の結末という評判の作品だったが、本当に衝撃だったなぁ。それがまた、「ああ、そうか」と見事に腑に落ちるあたり、智的な脚本が素晴らしい出来映え。
この「腑に落ちる」感覚ってのは、結構重要でね。一瞬で総てが見渡せるどんでん返しの魅力ってのは、ミステリだろうが映画だろうが、共通の快感を伴っている。
終わった後もあれこれと悩ませてくれる考察型作品*1も独特の魅力はあるが、下手すると独りよがりな印象も抱かせる。こういう瞬間的に世界が切り開かれる意外性の作品*2の方が、よりスマートなのかもしれないなぁ。