新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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傘盗人

信じ難いことに昨夜会社で傘を盗まれた。しかも昨年に続いて二度目だ。前回の経験を活かして、取っ手にテプラの黄色いシールを巻いて、盗難を躊躇させる工夫すらしていたというのに。
注意力散漫だったり、忘れ物、抜け、ポカが多いことを自認してるので、あらかじめ色んな状況に対処できるように、用意周到を心がけている。様々なトラブルを想定して待ち合わせの30分前に着いてしまったり、デートの前にはルートや行く店を完璧にチェックし、状況によっては事前に下見をしておくなんてことまでしてたタイプだったりもする。
普段でも小型の折り畳み傘は常に鞄に携帯してるし、天気予報もチェックして雨が降りそうな予報であれば、その時点で晴れていても普通の傘も持って出る。それだけの努力を払って、リスクを回避してるのだ。
努力をしないのならば、リスクは甘んじて受けるべきだろう。極端な場合、梅雨の真っ最中なのに、傘を持たずに出口前で途方に暮れている人を見かけたりするが、先のことなど全く考えてないのだろうな、と同情なんか遙かに通り越して呆れた思いを抱くこともしばしだ。
いちいちそういうこと(先のこと)を考える人種と、そういうことを全然考えない人種がいて、お互いに理解はし得ないのだろうなぁ。たださぁ、もし考えないのであれば、いざリスクに直面しても、なるようになるさぁですいすいと渡っていって欲しいもんだよ。いちいち考えている人間の上澄みだけ掬っていくなぁ!
せめて翌日返しておくなんてことくらい出来ないかなぁ? 昼食帰りに探してみたけど無かったよ。これも去年と同じ。はぁ〜っ、それなりの良識を持った人間ばかりだと期待してたけど、こう立て続けじゃ性善説ではやっていけない。今度はしっかりと名前書いたテプラ貼っておこう(かなり恥ずかしいけどさ)。他人の名前のものまで取っていくほど厚顔無恥なら、もう対処のしようもないだろう。