01/09(月) イオンシネマ新百合ヶ丘にて鑑賞。本年の映画鑑賞一発目。
感染パニック映画と航空パニック映画の合体技。
「新感染 ファイナル・エクスプレス」もそうだったけど、
こういうのは完全に韓国映画に置いていかれちゃってるよね。
漫画原作を漁って、ちまちました映画ばっかり撮るんじゃなくて、
こういうスケール感の映画が撮れるようになると、もっと邦画も愉しくなるのに。
日本らしい情感のある映画もたしかにいいんだけど、
こういうエンタメの拡がりをもっと魅せて欲しいなぁ。
長谷川和彦のような男がぽっと現れて、
「太陽を盗んだ男」みたいな映画をまた観せてくれないものか。
邦画も以前と違って商売になるようになってきてるんじゃないかと思うから、
金を湯水のように使えるディレクターズ・カンパニーみたいなもんが立ち上がらないかな。
おっとだいぶ脱線しちゃったけど、そんなに羨ましく思えるくらい、
本作はスケール感を感じさせる、秀逸なエンタメ映画だったということだ。
急降下するときの機内の映像なんかも凄さを感じさせてくれたし、
上と下、それぞれに人気実力双方を兼ね備えた名優を配し、
プロットも隙無く敷き詰められてる。
「新感染」ほどではないけど、日韓共通の要素である情感も
家族愛、親子愛、夫婦愛と満遍なく目配せされてるし。
傑作!推薦!とまでは言わないけど、充分観て満足できた作品だった。