新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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珈琲店タレーランの事件簿 彼女はカフェオレの夢を見る 1巻


ビブリアのヒットを受けて、粗製濫造された劣化版作品群の代表格、
というイメージを持っていた作品。その原作の二作目のコミカライズ。
 
ドラマ化狙い明白の決め台詞だけど、
「その謎たいへんよく挽けました」ってのは、
無理矢理作った感ありありで、なんか気持ち悪さを感じてしまう。
 
やはりミステリ的には小粒の作品ばかり。
動機も気分良くないものもあったりする。
 
でも、ホントにシンプルでどうしようもないって作品ではなくて、
言い方の差だとか、手がかりだとか、一部の何故とか、
なるほどと思うポイントが幾つかは見られるので、
漫画でさくっと読む分には、そう悪くはないかもってとこかも。
 
ただ、なんか違和感を覚える気がするんだよなぁ。