収録作は表題作、「狂い水」「ねこやなぎじんちょうげ」「
入梅穴」
「晩い夏」「熱い風」「
蝉しぐれ」「散桜記」の8編。
これはいかにも傑作選らしい感じがした。
なかなか名作揃いの選集になってると思う。
個人的ベスト3は、順不同で、
ミステリ的には一番面白みを感じた表題作と、
タイトルの意味合いが最後にずしりと響く二作品「狂い水」「
入梅穴」
ということになるかなぁ。
でも、ドラマとしては「熱い風」「
蝉しぐれ」の二作が
双璧に感じられる。
「熱い風」は冒頭の夢のシーンの画像も良かったなぁ。