百万光年のちょっと先

百万光年のちょっと先 (JUMP j BOOKS)

　
「百万光年のちょっと先、今よりほんの三秒むかし。」という書き出しで始まる
ショート・ショート集。
　
とはいえちょっと文法が違うかな。
ショートショートらしいオチのある作品というのは少ない。
本書は短く書かれたアイデア・ストーリー集という表現の方が合うと思う。
　
ただし、そのアイデアは実に豊富で、優れているものも少なくない。
センス・オブ・ワンダーを味わえる作品集だと思う。
　
また、この作者の作品の中では「ある日爆弾が落ちてきて」が非常に好きなのだが、
本書でもボーイ・ミーツ・ガールな作品に秀作が多かったと思う。
　
本来ならベスト選びをするところだが、選ぶ前に時間に追われて
図書館に返却してしまったので、今回はパス。