新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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ちはやふる 30巻

比較的動きは少ない巻だが、それでも相変わらず良い。
 
最後の全国大会の始まり。
どの一戦だって楽しめるだろうことは確実。
みんな一人一人にドラマがあって、それぞれの成長がある。
 
団体戦としては、ここで描き切ることになるのだろうからなぁ。
 
この大会だけで、もう何巻だって続けてもらってもいいような気がした。
 
一方、太一は名人・クイーンとTVの収録に。
こうしてみると、ラスボスの器に近いのは、やはり周防名人の方だよなぁ。
ちはやふる」としてはもっと詩暢ちゃんのラスボス感を高めて欲しいとこだけど。
でも、1巻の最初のシーンで終わるとしたら、ひょっとして決着は見られないの?!
 
ところで、この巻の表紙は桜沢先生の方が良かったんじゃ。
本書の白眉はなんといっても、彼女のあのシーンだもの。