新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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君にさよならを言わない

君にさよならを言わない (宝島社文庫)

君にさよならを言わない (宝島社文庫)

「明くんと久しぶりに話せた…」事故がきっかけで幽霊が見えるようになったぼくは、六年前に死んだ初恋の幼馴染、桃香と再会する。昔と変わらぬ笑顔をぼくに見せる桃香は、ある未練を残してこの世に留まっていた。それは、果たせなかったあの日の約束…。桃香の魂を救うため、ぼくは六年前に交わした二人の約束を遂げる―。少年と幽霊たちの魂の交流を描く感動の連作短編。切なくて、温かい。

ぼくは明日、昨日のきみとデートする」の後だったら止めてただろうけど、
同時に図書館にリクエストしてたので、一応読んでみた。
 
裏表紙の粗筋を読むと、もう今度はもろに「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」だよね。
この人ってば、パクリ常習犯?
 
……とか思って、失礼しました!
2003年8月刊行の「Astral」って作品を加筆・改稿した作品だったとは。
こっちの方が全然早いね。
 
ま、でも、露骨な妹萌え属性とか、ありがち感は全編を覆ってはいるけど。
 
ただ個人的には「風の階段のぼって」がとても良かった。
最後のレースのシーン。
止めずに読んでみて良かったな。