- 作者: 七月隆文
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2014/08/06
- メディア: 文庫
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ひょっとしたらあれなんじゃ、と思った梶尾真治ファンの皆様、
はい、それで正解です。
まぁ、たしかに作品としては悪くない。
文章は平易的すぎるけど。よって深みはあまり感じないけど。
でもま、ジンとさせる話にはなってるでしょ。
でも、それって、Formatの良さに尽きるんだよな。
カジシンの作ったFormatからは何も飛び抜けてない。
そのFormatの中で恋愛小説作ったら、そりゃいいに決まってるんだって、
というような作品だと思う。
う〜ん、なんと映画化が決まったらしいな。
斬新な設定なんかじゃなくて、設定自体は他人のFormatを
もらってきた作品なんだけど。
それが知られて逆に、この作品を読む前に、映画観る前に、
その元になった短編読んでみようかな、という人がいっぱい
出てくると嬉しいんだけどなぁ。
あの短編はいつまでも覚えているような名作だと思うから。