新・三つの棺-「幻影の書庫」日記

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相棒1 警視庁ふたりだけの特命係

1/8 TV朝日放送分。
副題「刑事が警官を殺した?赤いドレスの女に誘惑され…死体に残る4-3の謎とは?」
ミステリとしてもなかなか評価されている「相棒」シリーズ。個人的には一通り事件が解決した後で、最後の最後にもう一つ意外性を持ち出してくる辺りの、ちょっとマニアックなたたみ込み具合が好き。個々のキャラクタやお馴染みのやりとりも心地良いのよね〜
というわけで、本作がその「相棒」シリーズの原点。土曜ワイド時代の第一作なのだ。若干のメンバーの違いはあるものの、驚いたことに最初からあの雰囲気は健在だったんだね。右京さんがちょっとエキセントリック具合高めだけど、あれは連ドラで丸くなってたんだね。鑑識の彼がまだ味方じゃないんだぁ〜、とかだけでも楽しめてしまうよ。
さてミステリ的には本作はまだまだかなぁ。赤いドレスの女はミエミエだし。ただ、そこがメインではなくて、更に一歩踏み込んだ真相が待ってる辺りは、いかにも相棒らしい構成だよね。三つ子の魂百まで、と納得の処女作。